第7回2/17 新貝壮駿(左)樋口力也(右)
担当:新貝壮駿 取材相手:大城ロクサナさん「マイノリティへの情報提供を組織する」
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◆トーク1
今回取材させて頂いたのは、ペルー出身の外国人の方です。
日本に来て間もなく、阪神淡路大震災を経験して、日本語のわからない事が原因で味わった困難な経験を語って下さいました。その言葉からは、情報を受け取れることがどんなに幸せなことか、また、誰もが理解できる情報を発信することの重要性を感じ取ることができます。言語の違いによって生まれる情報格差、その差を少なくするため彼女は現在、ラジオDJとして日本に暮らす外国人に向けて情報発信をしています。
自分の苦しい体験を、他の人に味あわせたくない。その気持ちから彼女は現在の活動を行っています。そんな彼女から出る言葉は何か力強さを感じる事が出来ました。
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◆トーク2
この放送では、そんな彼女へのインタビューを通して、阪神淡路大震災によって起こった神戸の変化。その復興において、大切なことについてまとめました。
震災以降、多くの外国人が暮らしている事を理解した神戸の街は外国人の方に向けての対応がより手厚くなったと語ってくれました。しかし、日本にはまだ、言語の差によって情報を十分に受け取ることができない方がたくさんいます。本当の復興とは、建物や経済の回復だけではない。日常生活の中で、いつ発生するか分からない災害に備える事です。それは、地域の人々の交流、災害に対しての情報を受け取り、意識を高めていくことです。目に見えない活動や意識の中に大切な事が隠されていると感じました
担当:樋口力也 取材相手:増田匡さん「街とコミュニティ ~人と人とのつながりの大切さ」
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◆トーク1
増田さんの紹介、職業について放送しています。増田さんが震災当時どのような状況であったか、そして震災後どのような活動を行ったかを中心に説明しています。増田さんは公務員として住宅の供給という一つの仕事を任され、その仕事をしている祭、感じたこと、しておくべきだった事について放送しております。その仕事を震災直後から急激に必要とされ、できるだけ早く高齢者の方に安心した暮らしを提供できるようにするため、数年間とても過酷な日々もあったとおっしゃっていました。
増田さんは大量に住宅を供給したために、集合住宅の中の高齢者の方が一斉にお亡くなりになってしまった事をとても後悔しておられました。そのような問題をどのように解決していくべきだったかを中心に語ってくれました。あらゆる世代をミックスすることで、いろんな世代の方とコミュニケーションをとることができ、震災で壊れてしまったコミュニティを回復させることが理想であるとおっしゃっていました。
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◆トーク2
後半では、増田さんにとって、コミュニティがいかに大切であるかについて語っています。一度壊れてしまったコミュニティを元通りにすることは、とても困難であり、それは今後、長田市内での大きな一つの課題であると、おっしゃっていました。そして震災を若い世代に伝えていくのがとても重要であること、少しでも多くの人に震災を知ってもらいたいと強く語っておられました。そして、私達、若い世代にメッセージを残してくれました。実際に被災地へ行くことが大切であること、震災の事を片時も忘れてはいけないという事を教えていただきました。
増田さん自身は今後、震災復興活動を行っていく際、人と人とのつながり念頭において活動していく事を決意しておられました。