第5回 2/3 写真左 半田俊彦 右奥井啓太
担当:半田俊彦 取材相手:觜本郁さん 「震災支援に終わりはない」~公務員の経験から伝える私達がすべきこと~
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◆トーク1
阪神淡路大震災の復興には終わりというものはありません。外見上の復興は成し遂げたかもしれないが、阪神淡路大震災の被害者たちにとっては、いまだ精神的復興の目途はたっていない。震災当時心の復興に努めた公務員の觜本郁さんにインタビューを行いました。震災当時は神戸市西区役所で勤務していた、現在61歳の方です。
遺体安置所という出来事を経た觜本さんの震災に対する行政の取り組みは、
市民の想いを最優先に考え、動き続けることだとおっしゃっていました。
インタビュー中にも一貫して市民の想いを最優先に考えている觜本さんの想いが伝わってきました。
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◆トーク2
私たちは震災当時の状況を知るという機会があまりにも少ない。その情報を得るためには、觜本さんのような語り部からお話をお聞きするべきだと考えました。みなさんもこの20年という節目を機に、阪神淡路大震災当時の出来事知った上で、そこから彼らのとった行動のなにが最善であったのかを知らなければならない。「もっとも重要なことは何か」ということを明確にして、自らが主体的に行動するための準備期間を大事にしてほしい。私達震災を知らない世代には時間は膨大に用意されているのだから。阪神淡路大震災20周年の節目は觜本さん、そして私にとっても自らを思い返す契機となりました。現在は公務員を退職し、ホームレスなどの生活に困窮している人に対して支援を行う神戸の冬を支える会のスタッフとして活動をしており、市民の想いを最優先に考える觜本さんの考えは震災後20年を経ても持ち続けています。
担当:奥井啓太 取材相手:伊藤正彦さん 「消防団員はボランティアせはない」
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◆トーク1
インタビューしたのは灘の消防団長を務める伊藤眞彦さん。今年で71歳になる。震災直後、消防団員として活動を開始した彼に、次々と問題が押しかかる。そんな状況の中で、彼は自分の思う最善を尽くし戦う。
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◆トーク2
伊藤さん以前の団長は、消防団はボランティア団体だと語っていた。しかし、伊藤さんは、消防団を特別職の公務員として考えていると語る。市民を自分の手で守ることが、仕事をしつつ消防団に入っている自分に与えられたもう一つの使命であるという。
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◆トーク3
団長として、伊藤さん個人として、消防団員には使命を全うしてほしいと伊藤さんは語る。そのために訓練を厳しく行い、変化を重視してきた。そんな彼らの様に、地震を忘れず、伝え続け、人々の期待に応えることも復興であろう。この思いの灯が産まれ来る子どもたちを照らし続けることを願う。